第4回ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング開催レポート
ギャザリング
第4回「ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング」2日目 開催レポート 2008/10/01 
【9月20日(土曜日)】
ギャザリング2日目の様子をご報告致します。

■  講演2「Give Something Back社 台頭しつつある第4セクターにおけるケース・
スタディ」(10:00〜11:00)
 Mike Hannigan氏(Give Something Back Business Products, Inc.共同創設者)
 http://www.givesomethingback.com/

 Give Something Back社は、コミュニティのニーズに照らし、豊かさと様々な機会を作
 り出すべく、市場の力を活用し始めたビジネススタイルの萌芽期(1991年)に位置づ
 けられる事例です。オフィス備品・関連製品を販売し、その利益を地域のNPOに寄付
 しています。講演では、成長しつつある社会的企業セクターとの関連においてGive
 Something Back社についてお話いただくとともに、同社がここまで成長しえた過程で
 直面・克服してきた(あるいはしてこれなかった)課題や取り組みをご紹介いただきま
 した。



■ケーススタディ分科会1(特別協賛:株式会社三菱東京UFJ銀行)
Social Ecoo Presents「ソーシャル・アントレプレナーが乗り越える壁」(11:10〜12:30)
・青木健太氏((特活)かものはしプロジェクト共同代表)
 http://www.kamonohashi-project.net/index.php
・桑田慎也氏(SIJフェロー/(株)ピッキオ代表取締役)
 http://picchio.co.jp/sp/
・西本千尋氏(SIJフェロー/(株)ジャパンエリアマネジメント代表取締役社長)
 http://areamanagement.jp/index.html
・濱砂清氏(SIJ理事/(株)フラウ専務取締役)
 http://www.frau-net.com/
・コメンテーター:鈴木政孝氏(SIJ理事/(特活)イー・エルダー理事長)
 http://www.e-elder.jp/public1/index.html
・ファシリテーター:大場龍夫氏(SIJ理事/(株)森のエネルギー研究所代表取締役)
 http://www.mori-energy.jp/

 素顔のソーシャル・アントレプレナーが、乗り越えてきた壁や現在の悩みについて話
 し合い、会場のみなさまと、リアルな場での相談・意見交換を行いました。




■スキルアップ分科会1「地域をプロデュースする人材とは」(11:10〜12:30)
・大塚 洋一郎氏(経済産業省大臣官房審議官)
 http://www.meti.go.jp/
・永沢 映氏((特活)コミュニティビジネスサポートセンター代表理事)
 http://www.cb-s.net/
・松村茂利氏((株)飯田まちづくりカンパニー常務取締役)
 http://www.machikan.jp/
・ファシリテーター:浅野令子氏(SIJアドバイザー/京都ソーシャルアントレプレナー
 ネットワーク副会長)
 http://www.ksen.biz/

社会の仕組みそのものも変えていく事業も視野に入れ、地域や社会を物心両面で豊かにする「ビジネス」をソーシャル・ビジネス、その立上(支援)をする人材をソーシャル・プロデューサーと幅広に整理し、ソーシャル・プロデューサー育成に関する事例をもとに、求められるスキルや人物像をあぶり出しました。また、長期的な視点で「人」が育つ環境や仕掛けについてディスカッションしました。



■スクール分科会1&2(特別協賛:マイクロソフト株式会社) 
「事業型NPOのための実践型ラーニングスクール」(11:10〜15:10)
・坂本文武氏(SIJ理事/ウィタンアソシエイツ(株)取締役シニアコンサルタント)
 http://www.witan.co.jp/indexj.html
・日野公三氏(SIJ理事/(株)アットマーク・ラーニング代表取締役/(特活)日本ホーム
 スクール協会副理事長)
 http://www.at-learn.co.jp/
 http://www.homeschool.ne.jp/
・森本登志男氏(SIJアドバイザー/マイクロソフト(株)企業市民活動推進部市場開発
 担当部長)
 http://www.microsoft.com/japan
・小出浩平氏(SIJシニアフェロー/(株)ソシオエンジン・アソシエイツ執行役員) 
 http://www.socioengine.co.jp/

 NPOは、創業メンバーの“強い使命感、熱い思い”でスタートさせ、創業時はアウン
 の呼吸で事業を行うことが可能です。しかし創業後数年が経過し、事業が成長して
 組織が拡大、あるいは事業が停滞してくると、営利組織と同様に様々な壁に遭遇し
 ます。本分科会では“強い使命感、熱い思い”でスタートさせた非営利組織の事業継
 続のため、下記の二つのスキルアップ・プログラムを実施しました。

 ワークショップ@「ケースメソッドで学ぶ非営利組織の経営戦略」
 ワークショップA「ソーシャル・イノベーション・コーチング」

                  ワークショップ@の様子

                  ワークショップAの様子

■マッチングテーブル(9/19(金)14:10〜17:10、9/20(土)10:00〜13:50)
2日間両日にわたり、社会的企業家と大企業CSR部門が協働の可能性を検討したり、
経営相談など資金面・情報面・技術面の相談をしたりすることができる「マッチングテ
ーブル」を開催しました。
2日目の「社会的企業家プレゼンテーション」(12:40〜13:40)では、株式会社 アットマーク・ラーニング、キッズドアプロジェクト、有限会社コーポレートシチズンシップ、株
式会社ソシオ、有限会社フォレストプラクティス、NPO法人パンゲアよりよりプレゼンテーション頂きました。



■ケーススタディ分科会2「全国発のソーシャルアントレプレナー」(13:50〜15:10)
・斎藤ちず氏(演出家・プロデューサー/(特活)コンカリーニョ理事長)
 http://www.concarino.or.jp/
・永井寛子氏((特活)スペースふう代表/山梨県増穂町議会議長)
 http://www.spacefuu.net/
・中橋恵美子氏((特活)わははネット理事長/全国子育てタクシー協会事務局長)
 http://www.npo-wahaha.net/
・ファシリテーター:大室悦賀氏(SIJ常務理事/京都産業大准教授)  
 http://www.kyoto-su.ac.jp/

 本分科会では、知恵と情熱で様々な社会的課題にチャレンジできる“勇気”を提供す
 るべく、全国に広がる事業活動を紹介しました。最初からすべてが整っているわけで
 はなく、苦難と努力があって思いを実現できる。多くの困難を愉快に克服してきた女
 性企業家の社会的課題の解決“物語”を共有しました。


■スキルアップ分科会2「社会的企業の広報戦略」(13:50〜15:10)
・秋尾暢宏氏 (SIJアドバイザー/日本民際交流センター諮問委員)
 http://www.minsai.org/org.html
・胤森なお子氏(SIJ理事/フェアトレードカンパニー(株)常務取締役)
 http://www.peopletree.co.jp/
・辻 陽明氏(朝日新聞東京本社編集委員(経済担当)記者)
 http://www.asahi.com/
・ファシリテーター:中川芳江氏(SIJ理事/(株)ネイチャースケープ専務取締役)
 http://www.naturescape.co.jp/

 社会的企業家への注目が急速に高まる中、社会的企業家にとって、自らの事業活
 動内容や想い等を正確に伝えることが求められています。社会的企業家にとっての
 広報戦略のあり方を、報じる側、発信する側、その中間の立場からの視点をクロスさ
 せて掘り下げ、具体的な悩みへの答えを探しました。



■パネルディスカッション(協賛:松下電器産業株式会社)
「ソーシャル・イノベーションを起こすためにソーシャル・アントレプレナー・企業・行政ができること〜米国での取り組みを参考に〜」(15:30〜16:30)
・Mike Hannigan氏(Give Something Back Business Products, Inc.共同創設者)
・トッド・ポーター氏(投資家/ソーシャルカタリスト)
・ファシリテーター:井上英之氏(SIJ理事/慶應義塾大学専任講師) 
 http://www.etic.or.jp/

 なぜ、米国では、数々の優れた社会的企業が生まれるのか?ゲストにその事業活
 動をご紹介頂くとともに、背景にあるネットワーク組織や、アショカ等の中間支援組織
 の存在、どのように活動を支えるエコシステム(生態系)が動いているのか、最新の
 お話を頂きました。また、ディスカッションを通して、日本のソーシャル・ビジネスが発
 展していく為のヒントを探りました。



■講演&挨拶「カイシャが変わると社会が変わる〜ヒトが変わると地球が変わる」
(16:30〜16:55)
谷本寛治(SIJ代表理事/一橋大学大学院商学研究科 教授)
 http://www.hit-u.ac.jp/

 これまで会社が成長すれば個人の生活も豊かになり、社会も栄えるという図式が共
 有されてきました。また会社や社会に不満があっても、個人の力ではどうにもならな
 いという意識もありました。今、ローカル/グローバルなレベルで、社会の持続可能
 性(サステナビリティ)を考えようとする運動が広がる中、個人、会社、社会の関係が
 問い直されています。谷本代表理事より、個人が変わると企業、社会が変わる、企
 業が変わると個人、社会が変わる、そういったポジティブな連鎖を仕掛けていこう、と
 のメッセージが投げかけられました。

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